残念ながら努力は神様ではないので努力すれば必ず報われるということはありません。
世の中には報われない努力と報われる努力の二種類が存在します。
今回はどんな努力が報われてどんな努力が報われないのか?ということについて書いていこうと思います。
無駄な努力と報われる努力の違い
無駄な努力
やりたくないことを我慢しているだけの努力
スポーツ選手や何か偉業を達成した偉人は「努力すれば報われる」と言います。
しかし、なーんかこの言葉に対して違和感を持っている人が多いと思います。
彼らは「好きだから努力できた」人たちです。
- 壁を乗り越えることがたまらなく好きな人
- 探求心があり何かを研究するのが好きな人
- 人を笑わせることが好きな人
上記の例のように人は「好きなこと」に情熱やエネルギーを注げるようにできています。
そして、好きなことを社会に役に立つカタチに変換させることに努力をしているのです。
やりたくないことを我慢してがむしゃらに取り組むことは努力とは言いません。
ただの徒労で終わります。
多くの人は努力することを「やりたくないことを我慢すること」だと思っています。
我慢の先に「救いがある」と思い込んでいる人がほとんどです。
ちなみに、日本が「我慢を美徳」とする価値観が広まったのは戦時中です。
戦争中の貧しい中で、天皇のため国のために戦うことが美徳とされていました。
こうした戦時中の価値観が後世にリレーされている状態です。
「俺が我慢したんだからお前らも我慢しろ!」みたいに理不尽を押し付けてくる昭和の価値観を持った上司も少なくありません。
こうした人とは全力で距離を置きましょう。笑
評価されるための努力
人から評価されるための努力は平然と裏切ります。
「人から評価されるために特にやりたいわけではないことを頑張っている」というような努力です。
例えば「他人からスゴイ人と思われたいがために頑張っている」というただ単に認められたいがために努力をしているというのは無駄な努力になる可能性が高いです。
「これだけ我慢したんだから救われたい」というのは「頑張った自分を認めてほしい」というエゴでしかありません。
自分のやりたいことの努力ではなく他人の目を気にした努力です。
人から評価されることに期待することをやめましょう。
「認められたい」という欲求は承認欲求と言います。
他人からの評価はどう頑張ってもどう努力しても自分ではコントロールできません。
努力した先の結果が自分ではコントロールできないような結果を求めているとかなりの労力を使うことになります。
報われる努力
好きなことをカタチにするための努力
情熱を注げる好きなことを見つけると人間の脳は自然と没頭できるようにできています。
本人は没頭して時間を忘れている状態ですが周りの人から見ると「すごい努力してるね~」と思われていることが没頭です。
要は「好きなこと」に夢中になっている状態です。
しかし、自分の「好きなこと」だけをやることはただの趣味で終わります。
なので、自分の好きなことを世の中の人に役立つカタチにするためには意思や習慣のチカラを味方につけるような努力が必要なのです。
「好きなこと」を世の中の役に立つカタチにするには、「やるべきこと(タスク)」をこなさなければカタチになっていきません。
例えば僕はワインが好きでワインの輸入ビジネスをやろうと思っています。
- ワインを飲み比べて美味しいワインに当たる瞬間がたまらなく好き
- 日本未入荷のお宝ワインを発見したい
- 海外旅行がめちゃ好き
こいった情熱を注げる好きなことを人の役に立つカタチにするには「やるべきこと」をこなす必要があります。
- 酒類販売の免許取得
- 航空券の予約
- 海外への滞在日程の調整
- コンサルタント探し
- 通訳探し
・・・などなど。
こうした、好きなことをカタチにするまでのやるべきこと(タスク)をこなすことに努力することが大切です。
僕も現在、輸入事業は少しづつカタチにしています。
やりたいことをカタチにするための努力は報われます。
まとめ
多くの人は努力する方向を間違っていて報われない努力をしています。
ただ単に、我慢することが努力とか、認められるための努力とか・・・。
報われる努力は「楽しいこと・好きなことを人の役に立つカタチにするために努力をする」ということです。
- 夢中になれることがない
- 好きなことがない
- 情熱を持てるようなものがない
という方は、まずは好きなことを見つけていくことから始めましょう。
好きなことを見つける方法はコチラの記事を参照ください↓
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