人の目を気にするのはもともとの「性格」ではありません。
子供の時に親から受けた教育によって人目を気にするようになってしまいます。
時間はかかりますがしっかりとワークを行えば克服することができます。
今回は「人目が気にならなくなる方法」を解説していきます。
人目を気にする人の特長
- 自分の意見がなかなか言えない
- 完璧主義だ
- バカだと思われるのが怖い
- 嫌な顔をされたらどうしようと思っている
- 場の空気を読んで周囲に気を使ってしまう
- というか空気を読み過ぎて口数が少なくなる
- 会話は聞き役に回ることが多い
- 人見知りで自分から話しかけるのが苦手
- 自分の発言で相手を傷つけてしまったらどうしようと思っている
学校ではおとなしかったタイプの人が当てはまると思います。
周囲の目を気にしてしまう人の中で一番多いタイプです。
自己主張ができない人の根本にある恐怖心は「人に嫌われるのが怖い」「バカにされるのが怖い」といった恐怖心を持っています。
さらに、「なぜ人に嫌われたり馬鹿にされるのが怖いのか」を掘り下げていくと「自分の存在が否定されてるようで怖い」という理由に多くの人が行き当たります。
自己主張ができないタイプの人向け!周囲の目が気にならなくなる方法
1、表現性を磨く
自己主張できないタイプの人は自分を表現する楽しさを知ることで周りの目が気にならなくなります。
そして「表現することの楽しさ」を感じるようになってくるとマインドブロックが外れてきます。
表現することとは、人前で自分を出すことです。
- SNSに今日の出来事を投稿してみる
- 会話では聞き役だけでなく、自分の話もしてみる
- 料理を始めてみる(簡単な料理から始めましょう)
- 歌、ダンス、絵画、など表現性を必要とする趣味を始めてみる
などなど、最初は低いハードルから始めてください。
日常生活で「自分を出していく」ということをすると周りの目が気にならなくなります。
「あれ?自分を出しても思ってた以上に他人から嫌な顔をされないぞ?」
「自分のしたことをバカにされると思ってたら、意外とそうでもなかった」
など、勇気を出してやってみたら意外と「あれ?全然怖くなくね?」という成功体験を身に着けていくことで人の目を気にする恐怖がなくなっていきます。
表現に正解はありません。
人からどう見られるか?を気にせず自分がやりたいことを人に表現していくことから始めてみてください。
2、承認してくれる人を周囲に置く
承認してくれる人とは自分を認めてくれる人のことです。
母親や父親に近い人から承認されると自分に自信がつきます。年上の女性か年上の男性の方が効果が高いです。
例えば、会社なら上司、スポーツの世界ならコーチや監督、学校では担任の先生などを通じて年上からの承認されると人の目を気にすることがかなり改善されます。
自分を認めてくれる人を周囲に作ると「自分は認められているんだ!」と感じて自己肯定感が上がります。
母親や父親に年が近い人からの承認はかなり効きます。
(母親や父親から声をかけてもらいたかったことを言ってもらうとなお良し!)
自己肯定感を上げる
自己肯定感を上げるとは、自分に自信をつけるという意味です。
自信を付ければ「人がどう思おうと自分を信じる」という主体的な考えになってくるので周囲の目や声に惑わされることがなくなります。
自己肯定感を上げる詳しい方法はコチラの記事を参考にしてください。
「受け手の決断まではコントロールできないこと」と割り切る
例えば、友人と遊びたくて人を遊びに誘うような状況があったとします。
「遊びに誘って迷惑がられたらどうしよう」
「嫌な顔されたらどうしよう」
などと考えて遊びの誘いをしないのは非常にもったいないです。
しかし、実際に誘ってみたら相手が「誘われて嬉しい」と感じているかもしれないのです。
周囲の目を気にしてしまう人の多くは「嫌われたらどうしよう」という「妄想」で自分の可能性の幅を狭めています。
答えは妄想ではなく「現実」だけに聞いてください。
そして、「嫌う嫌わないか」は相手側の問題でありこちらの問題ではありません。
コントロール不能な領域を考えても仕方のないことです。
100人いたら100人の人に好かれるのは無理
100人いたら100人全員に好かれるのは無理です。
逆に、100人いたら100人全員をあなたが好きになるのは無理だと思います。
嫌いな人、苦手な人が必ず存在します。
嫌いな人は嫌いでいいんです。
他人の目を気にする人に意外と多いのは無意識で「嫌いな人からも好かれようとしていること」です。
「この人なんか嫌いだな」と感じたらお互いに距離を置くのが一番の解決方法です。
周囲の目を気にしてしまう原因は「親の教育」
人目を気にしてしまう原因は親の教育です。
幼少期のころにどうやって親に育ててもらったか?で決まります。
- 「親を怒らせないように迷惑をかけないように立ち振る舞っていた」
- 「親戚や知り合いに会ったら親に挨拶を強要された」
- 「親がヒステリックで怒りの地雷がどこにあるかわからなかった」
- 「親に暴力を振るわれていた」
- 「親が厳しくて褒められたことがない」
などなど・・・
あなたが幼少期のころ、親の教育によって望まない価値観を刷り込まれてしまうと人の目を気にするようになります。
子供は一人で生きていくことができません。
親の顔色をうかがいながら嫌われないように立ち振る舞います。
子供にとって親は「社会の入り口」です。
親の顔色をうかがって育つようになると社会に対しての顔色をうかがって育つようになってしまうんですね。
そうなってしまうと社会人になってからの人間関係で壁を感じることが多くなります。
「親に迷惑をかけないようにしよう」という立ち振る舞いがそのまま「社会に対しても迷惑をかけないようにしよう」と出てしまうことが多くなります。
まとめ
自分を表現してみる
最初はSNSの投稿や会話で自分のことを話すなど低いハードルから始めてみる。表現性のある趣味でもいい。
承認してくれる人を周囲に置く
⇒褒めてくれる親に近しい人を周囲に置く
自己肯定感を上げて自分に自信を付ける
受け手の決断まではコントロールできないことと割り切る
人目を気にする人は自分の妄想の中で相手の反応をネガティブにとらえてしまう。
⇒妄想ではなく、現実を見る
周囲の目を気にしてしまうのは親の教育
親は社会の入り口、親の顔色を気にしたこどもは社会人になった時に人間関係(人の目)を気にする
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