不安・恐怖心が原因で行動できない!克服・解消する方法とは?

  • 自分はもっとできそうと思っているのに「なぜか状況が進んでいかない」
  • チャンスの話が来ても「まだその時ではない」と思って断ってしまう
  • 「新しいことにチャレンジする時「でも~したらどうしよう」と思ってしまい行動できずに終わる」
  • 何かよくわからないけど「漠然とした恐怖心がある」
  • 面倒くさくて行動ができない

などなど、思い当たることはありませんか?

恐怖心
これらは「潜在意識(無意識)の中に入っている恐怖心」が原因です。
無意識の中にある恐怖心で、本人は恐怖心とすら思っていない場合があります。

「なーんかわからないんだけど行動できない」というのは頭で言語化されていない心の奥底でモヤモヤしている漠然とした恐怖心のせいで行動できないのです。

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原因は潜在意識に刷り込まれている恐怖心

人間の意識には顕在意識と潜在意識の二種類があります。
顕在意識は脳の3%ほどで潜在意識は97%以上を占めています。

1、顕在意識とは?

顕在意識とは自分で考えて言語化して行動することができる意識です。
自覚できる意識と言われています。

  • 私は今、呼吸している
  • 私は今、歩いている
  • よし!これからお弁当を買いに行こう

など、言語化されている意識はすべて顕在意識になります。

顕在意識にある恐怖心は言語化されていて自覚ができる恐怖心です。
例えば、

・人前でスピーチするの怖いなぁ
・会議の場で話すの怖いなぁ

などといった自覚できる恐怖心のことです。

2、潜在意識とは?

潜在意識とは自覚できない意識のことです。
3%の顕在意識の行動や思考はすべて97%の潜在意識にコントロールされています。

例えば、心臓を動かしたり、腎臓を動かしたり、内臓を動かすことは意識して動かしているわけではありません。

「心臓動け!」「内臓動け!」といって意識で動かしているわけではありませんよね。

このように自分の意識がアクセスできない領域を潜在意識と言います。
もし、潜在意識にアクセスできるようになってしまうと「死にたい」と思ったら呼吸が止まって死んでしまいますからね。

潜在意識は人間を生かすための「生命維持」の役割を持っています。
内臓を動かすこと以外にも「欲求」や「感情」などを潜在意識がつかさどっています。

「恐怖心で行動できない!」という原因はこの潜在意識に刷り込まれている恐怖心がほとんどです。

小さい頃に親や環境に刷り込まれたことが原因

行動に支障をきたすレベルの恐怖心のほとんどはあなたの潜在意識に親から刷り込まれたものです。

潜在意識は10歳くらいまでに決まります。

あなたが全く望んでない恐怖を親から刷り込まれてしまった状態ですね。

  • 何でお前はできないんだ!?
  • 人から笑われるのは恥ずかしいことだ
  • だらしないのはいけないことだ
  • ちゃんとあいさつしなさい!
  • 自分のことは自分でやりなさい

とか・・・

こうしたことを親から刷り込まれると子供は自分の自信が育たず、親の顔色をうかがうような行動を取ってしまいます。

潜在意識をダメにする親のセリフ

何でお前はできないんだ!?
⇒できない自分には価値がない、何をやっても無駄なんだ
人から笑われるのは恥ずかしいことだ
⇒親に嫌われないために、人から笑われないように自分の意見も言わずに目立たずに生きよう

だらしないのはいけないことだ
⇒だらしない自分にはどうせ価値がない

ちゃんと挨拶しなさい!
⇒親に嫌われないようにあいさつが必要な場所に行くことを避ける(引きこもりになる)

自分のことは自分でやりなさい
⇒自分には誰も頼れる人がいない、なので親に嫌われないように自分で全部解決しなければ!

親から褒めてもらえず、どこにあるかわからない親の地雷を踏んで怒られることが多かった人は恐怖心を持ちやすい傾向があります。

子供は皆「親に嫌われたくない!」と思っています。
親がいなければ子供は一人で生きていくことができませんから。

なので子供は、親に嫌われるような行動は「危険だ」と無意識に自分の中で認識してしまいます。
すると、自分の意志で心の底からやりたいと思っている行動ができなくなるんですね。

自分が本当にしたいこととはかけ離れた「親に嫌われないための行動」をします。

そして、子供にとって「親は社会の入り口」です。親を通じて社会勉強をしていきます。

「親に嫌われる=社会に嫌われる」というように無意識のなかで結びついてしまっている状態です。
親に嫌われる!と思ってできない行動は社会に対してもできません。

恐怖心を感じるようになっています。いわば防衛本能ですね。

大人になってからの行動できない恐怖心はこうした子供時代に親から刷り込まれた価値観やトラウマが原因になっています。

恐怖心を取り除く方法

さて、子供時代に潜在意識に刷り込まれた親の価値観を取っていくにはどうしたらいいのでしょうか?

実は価値観を書き換えていくには人によってアプローチの方法がかなり違っていて時間がかかります。

そこで、今回はどんな人でも「これさえやっておけば恐怖心が和らぐ」という方法を紹介します。
人によっては克服できる人もいますので是非チャレンジしてみてください。

1、不安や恐怖心を明確にする

潜在意識に入っている恐怖心は言語化されていません。(潜在意識は言葉が認識できないため)

漠然とした恐怖を抱えている状態ですので、顕在意識の恐怖心を手掛かりに恐怖の正体を深堀して潜在意識の中にある「何に対して恐怖を感じているのか?」ということあぶりだすために紙に書いていきます。
例えば、

「人前でスピーチをするのが怖い」
⇒なぜスピーチするのが怖いのか?

「人から笑われないか緊張するから」
⇒なぜ人に笑われてしまうと嫌なのか?

「人から笑われてしまう自分には価値がないから」

なぜを繰り返していくと過去のトラウマや幼少期に親に強要されて嫌だったことに行き着きます。
人に笑われてしまった姿を親に見せてひどく怒られたりすると子供によってはトラウマになってしまいます。

掘り下げた時に人によって理由は違いますがたいていの場合はこうしたネガティブな理由に行き着きます。

最初は言語化が難しいと思いますが練習していくうちに恐怖心を明確にすることができますので続けてみてください。

2、不安や恐怖心を眺める

恐怖心の多くは潜在意識にある漠然とした「思い込み」「妄想」です。
原因を紙に書いて明確にすることで軽減されていきます。

「紙に書いた恐怖心を眺める」ことをしていきましょう。
妄想と現実を分けるワークで、心理学の世界では「脱・フュージョン」と呼ばれています。

先ほどの例で言うと『「人から笑われてしまう自分には価値がない」・・・と思っているんだなぁ。』

と、いうような感じですね。

恐怖の原因を俯瞰(ふかん)して眺めてください。
この時に、不安や原因を「どうにかしよう」と思わないのがコツです!

とりあえず、毎日紙に書いた不安や恐怖を眺めましょう。
ただただ、俯瞰して眺めます。

すると、「あれ?自分ってこんなことで悩んでいたのか?」と気づく日がやってきます。
(人によって違いますが大体1~2週間くらい)

俯瞰を続けていると「あれ?思ったより怖くないんじゃね?」と思う日がやってきます。笑

3、思い切って行動してみる

「それが出来たら苦労しないよ・・・」と思うかもしれません。
しかし、バンジージャンプを飛ぶ方法は「飛ぶしかない」ということです。

恐怖心や不安を抱えてしまう方に多いのが「知識が豊富」という特徴があります。
あれこれと知識を入れたり勉強をして「飛ばなくて済む方法」を模索している状態です。

しかし、バンジージャンプを飛ぶ方法は勉強することではなく行動(飛ぶこと)で解決します。

不安や恐怖心が明確になったら思い切って行動してみることをオススメします。

恐怖心や不安は未来のことを考えると出てきます。
勇気を出して飛んでみたら「今までの恐怖心はなんだったのか?」なんてことも起こりますから。
「想像よりなんてことなかった」と思うことが大半です。

恐怖心を紙に書くワークで軽減されたら是非、実際に行動をしてみましょう。

まとめ

恐怖心や不安が原因で行動できない原因は無意識の中に親によって刷り込まれたから

潜在意識に刷り込まれている恐怖心は漠然としている
顕在意識にある恐怖を手掛かりに潜在意識にある親から刷り込まれた恐怖心を言語化していく

恐怖心を取り除く方法

1、恐怖心を掘り下げて明確にしていく。
「人前でスピーチをするのが怖い」
⇒なぜスピーチするのが怖いのか?

「人から笑われないか緊張するから」
⇒なぜ人に笑われてしまうと嫌なのか?

「人から笑われてしまう自分には価値がないから」

2、恐怖の原因を眺める
⇒自分は「人から笑われてしまう自分には価値がない」と思っているんだなぁ。

3、行動する
⇒バンジージャンプができるようになるには実際に飛ぶことが解決につながる。
実際に行動してみると頭で思っていたほどの恐怖心はないことが多い。

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