行動ができない最大の原因は「失敗したらどうしよう」というマインドを持っていることが原因です。
要するに恐怖心が原因で行動できない状態。
特に、真面目で考えるのが好きな「頭のいい人」ほど行動できない人が多いです。
- 失敗してしまったらどうしよう
- 皆から笑われるんじゃないか?
- 恥をかきたくない!カッコいい自分でいたい
- 人に嫌われてしまったらどうしよう
- 努力やお金が無駄になりそうで怖い
というような恐怖心です。
なるべく痛みを感じずに結果を得たいですよね。分かります。
心理学では「プロスペクト理論」という理論があります。
「得る喜びより、失う痛みの方がはるかにデカい」という損に敏感な性質を持っています。
多くの人は、損失の可能性を回避したいがために行動をしないという選択を取ります。
しかし、「行動したら結果が出るのか?」は行動する前に考えても答えが出ないのです。
(ただし経験値があれば判断できますが)
会社の会議でも話が平行線になってしまい結局「現状維持のまま」みたいな結論で終わる会議ありますよね。
人間の脳は、行動する前に失敗のことを考えてしまうと「やらない」ことを選択したがるクセがあります。
脳は変化を嫌うため今のままでいることが居心地がいいと常に感じているからです。
顕在意識では「変わりたい!」と思っていても潜在意識では「変わらない」ということを選択し続けています。これをホメオスタシスと言います。
変化に対して恐怖心を感じることは人間が外敵の動物に襲われないように狩猟時代から本能なので仕方ないことです。
しかし、現代の日本において「命の危険があるような変化」は少ないので、行動したとしても命の危険のあるようなリスクは少ないのが現状です。
「行動力」を「料理を食べること」に例えます。
目の前にある料理が美味しいかどうかは食べてみないと分かりません。
行動力のない人は、頭で考えて美味しいかどうかを判断しようとしています。
必死に考えても味は分からないのです。
なので、新しいことをする場合は「とりあえず食べてみる(一歩を踏み出す)」ということをします。
お金を払って実際に食べるという「行動」をした人のみ「美味しいどうか」を判断できるわけです。
食べる量も、最初は一口でいいし、マズかったら食べなければいいだけの話です。
美味しかった!
マズかった!
という2通りの判断ができます。
この時に、自分で実際に食べてみるという経験が超重要です。
人の口コミや意見には「好み」があります。他人はマズイと言うけれど僕は好みの味ということも大いにあります。
上手くいく(成功する)人の考え方
「食べる!マズイ!次 ⇒ 食べる!マズイ!次 ⇒ 食べる!美味い!」
という自分が心地よいと思える成功にたどり着けるわけです。
もし、料理がマズかったとしてもお金を払っていても「この料理は次は食べなくていいかな」という勉強ができるわけです。
これでいいのです。
上手くいかない人の考え方
上手くいかない人には二つの行動パターンがあります。
「食べようかな・・・どうしようかな」と考えてばかりで行動ができない。
マズかったら「美味しいものを求めて次に行く」という行動をしましょう。
潜在意識に行動することは「怖くない」ということを少しづつ刷り込みます。
元々、昔の日本人には「失敗」という概念はなかったんです。
昔の日本人は「神道」という教育を受けていました。
この教育法は「自然のまま・ありのままを良しとする」という教育でした。
失敗も成功も概念がなく、常にありのままで良し!という価値観です。
この世界は3次元です。
二極で分類できないものも
二極化で分ける価値観は西洋の価値観です。
日本に入ってきたのは敗戦がきっかけです。
成功や失敗といった二極化させると
行動できない原因は幼少期に刷り込まれた親の価値観
- 「お兄ちゃんなんだからしっかりしなさい」
- 「常にいい子でいなさい」
- 「人に迷惑をかけてはいけない」
- 「恥をかくのは怖いことだ」
- 「人前でちゃんとあいさつしなさい!人見知りするんじゃない」
- 「お金の話をすると親の機嫌が悪くなる」
など、言われた経験ありませんか?
行動できない原因のほとんどは幼少期のころに親から刷り込まれた価値観に原因があります。
行動力を上げるための方法
瞑想を取り入れる
瞑想の目的は頭の中をクリーニングすることです。
行動力がない人は、考えても答えの出ないことを考えすぎているためにエネルギーを使いすぎています。
成功する人は
「行動は考えない」
「軌道修正は考える」
というパターンの人がほとんどです。
余計なことは考えずにクリアな思考で今ここに集中する生き方です。
完璧を追い求めない
行動できない人の特徴に、完璧主義という特徴があります。
自分が満足いかなかったらすべて0点と考えている人です。
成功する人の特徴は、最初は60点のクオリティから始めて100点に近づけるように軌道修正していきます。
上手くいく人の特徴は、軌道修正の部分に「考える」という思考の労力を使っています。
対してうまくいかない人は
失敗が怖い⇒でも行動しなきゃ⇒でも失敗が怖い
という答えを出すのが不可能な問いをグルグルと思考しています。
なので最初は60点くらいのクオリティで全然OKです。
クオリティを100点に近づけるための思考をして再び行動するようにしましょう。
小さなステップから行動していく
行動力を上げるには実際に「えいや!」という気持ちで実際に「行動するしかない」ということです。
その際、小さな一歩でも全然かまわないのです。
例えば、
- いつも同じ弁当を食べているけど今日は違う弁当を食べてみるとか
- 新しい料理を作ってみるとか
- 成功している人にFacebookを申請してみるとか
そういった軽いことで全然構いません。
そこからきっかけが生まれて「気が付いたらいつの間にか行動していた」ということも起こります。
過程を楽しめる行動を選ぶ
人間の脳は、成果・結果にフォーカスしすぎていると行動ができなくなります。
結果が実らなくても過程を「楽しめたらOK」という行動を選ぶといいでしょう。
過程を楽しむというスタンスで取り組めば成果が出なくても過程を楽しむことを目的としているため、失敗という概念が存在しません。
やるべきことではなく、やりたいことへ行動していくということです。
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